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病名シリーズ 膝の靭帯損傷
院内あれこれ | 2023/11/10
皆さん、こんにちは。ノベル鍼灸整骨院です😃
今回は膝の靭帯損傷についてかかせていただきます。
原因・特徴
負傷の原因としては交通事故やスポーツでの損傷が多く、それぞれの靭帯によって特徴や受傷原因などの違いがあります。
・前十字靭帯損傷
ジャンプの着地時や急な方向転換、急停止などで起こりやすく、接触せずに受傷することが多いです。また、後ろからのタックルや交通事故でも受傷する場合もあります。受傷時は痛みと断裂時はブツッという音が感じられることもあります。腫脹や膝くずれなどの症状も出現します。
・後十字靭帯損傷
膝前面からの衝撃などで受傷することが多く、ラグビーなどのコンタクトスポーツや交通事故でのダッシュボードに衝突して起こるダッシュボード損傷などで起こることが多いです。膝の腫脹や圧痛などがあり、膝の不安定感などが出てくる場合もあります。前十字靭帯損傷よりは症状が軽度な場合が多いです。
・内側側副靭帯損傷
膝靭帯損傷で最も頻度が多く、膝外側から内側への外力により発生します。ラグビーやサッカーなどのコンタクトスポーツで発生しやすく、ジャンプの着地時などでも発生します。膝内側の痛み、腫脹や圧痛などがあり、膝の曲げ伸ばしをした時の痛みや不安定感なども出現する場合があります。
・外側側副靭帯損傷
発生することは比較的まれであり、膝の内側から外側への外力により発生します。ラグビーやサッカーなどのコンタクトスポーツや柔道や相撲などで倒れた時に発生する場合もあります。膝外側の痛み、腫脹や圧痛などがあり、膝の曲げ伸ばしをした時の痛みや不安定感なども出現する場合があります。
治療法・対策法
重症度により1度、2度、3度に分類されます。重症度によらず、受傷後は安静にし、アイシングを行います。1度では歩行が可能なことが多く、可能であれば関節可動域訓練を行っています。痛みがある場合などはテーピングなどを行います。2度損傷では、サポーターやギプス固定などでしっかりと固定を行い、可動域制限の改善や筋力の回復がみられたら、スポーツなどでは競技復帰となります。3度では重症度や他の疾患の併発などにより手術が必要になる場合もありますが、基本的にはギプス固定などで治療を行っていきます。膝の不安定感や膝の他疾患などが起こる可能性もあるためしっかりと治療を行っていくことが重要です。
上記のような症状でお困りの方がいらっしゃいましたらご相談ください。